大型アドベンチャーツアラーであるBMWのF900XRが、大阪府警察が街頭犯罪対策のために運用する白バイ隊「S.B.U.(Sky Blue Unit)」に、専用のパトロールバイクとして納車された。大阪府警察として輸入二輪車が白バイとして採用されるのは初となり、2026年度末までの運用開始が見込まれている。

街頭犯罪の抑止へ、青バイ隊に最新モデルが納車

 大阪府警察では、ひったくりや車両盗といった街頭犯罪に対抗するため、1997年から特殊部隊を運用している。それが、車体の青色を特徴とする白バイ隊「S.B.U.(Sky Blue Unit)」だ。日本全国で見られる「白バイ」とは異なり、S.B.U.は都市部での犯罪に対応するための機動性や運動性を特に重視した部隊であり、様々な街頭犯罪の抑止に活躍している。今回導入されるF900XRは、優れたスポーツライディング性能に加え、長距離走行における快適性や先進的な安全装備も充実している。

街頭犯罪抑止のための特殊装備車両「青バイ」として大阪府警察に導入されることが発表されたF900XR。

並列2気筒エンジンと先進の安全装備で高い走行安定性を確保 パトロールバイクの新たなベースモデルとなるF900XRは、2020年2月の発売以来、安定した販売を続けている車両だ。BMWの最先端技術が惜しみなく投入された車体には、パワフルな走行性能を生み出す並列2気筒エンジンを搭載。過酷な任務を支える安全装備も非常に充実しており、急なアクセル操作やシフトダウン時に発生しやすい後輪の滑りを低減するエンジンブレーキコントロール機能や、走行中の車体安定性を向上させるアンチホッピングクラッチなどを装備。狭い路地での小回りを多用する取り締まりなどにも適した車両となっている。

895ccの並列2気筒エンジンを搭載するアドベンチャースポーツ。欧州では多くの警察車両に採用されている。

深い青色に塗装された車体には、前後にはパトランプが装備され、パトロール走行に備えている。

車両は専用装備として深みのある青色に塗装され、前後には大型のパトランプを装備。フルパニアケースには「大阪府警察」の文字も記されている。大阪府警察としては初の外国ブランド二輪車の導入となるが、国内では2024年から、主に東京エリアで首都高速道路パトロール(通称「黄色いバイク」)にもF900XRが採用されており、同様に都道府県警察でも導入が進む。首都高の混雑緩和や安全確保のために活用されているのだ。対して、大阪府警の「青バイ」は、2026年度末までに実際の犯罪抑止活動やパトロール任務に就くことが発表されており、年内には東西日本でF900XRが活躍することになる。

装備品を運搬するためのパトロールバイクとしての積載性も重要な要素。そのため「青バイ」にはパニアケースも標準装備される。

首都高パトロールでは、2024年より先行して同車両を「黄色いバイク」として採用しており、都心部で既に活躍している。

参考:F900XR(2025)主要諸元

・全長×全幅×全高:2160×920×1320~1420mm ・ホイールベース:1535mm ・シート高:775mm ・車輌重量:216kg ・エンジン:水冷4ストローク 並列2気筒 DOHC 4バルブ 895cc ・最高出力:105PS(77kW)/8500rpm ・最大トルク:93Nm/6500rpm ・燃料タンク容量:15.5L ・変速機:6速リターン ・ブレーキ:F=Wディスク R=ディスク ・タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ・価格:151万3000円より [ gallery_btn3]ギャラリーへ[/gallery_btn3]

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