HONDA Trail CT110 Hunter Cub 1981 Semi-Restoration Vol.14 キャンプツーリングや「長距離ツーリング」へ出かけよう!スーパーカブはキャンプツーリングや長距離ツーリングのために、様々な道具を積載することが多い。その場合、過積載に対応するためにサイドスタンドや前後サスペンションを強化するのが定番だ。ここでは、CT110に他車種用の太いスポークを組み込んだ

スポーク交換でフロントホイールをアルミリム化するDIYチャレンジ

フロントホイールをアルミリムに交換した。スポークはそのまま流用したが、ニップルはアルミリム側のニップル穴径に合わせて大径化している。

この後、仮組みまで終えてスタンバイ。リアホイールはプロショップに持ち込み、振れ取りとセンター出しを行ってもらう予定だ。

太いスポークを組み込む「リアハブ加工」の秘密とは?魔法のようなカスタムか?

太いスポークのアンダーネック径よりわずかに太いドリルビットを使用し、ハブフランジ側のスポーク穴を拡大。ノーマル穴とは逆の角度で拡大することで、太いスポークが挿入できるようになる。

太いスポークを使用するため、ニップル外径も大径化。ニップル穴はニップル外径よりわずかに大きいドリルで拡大していく。

市販のアルミリムのスポーク穴は、プロショップ独自のノウハウで製作された専用ドリルで拡大。魔法のようなカスタムであることを理解した上で、この作業を依頼した。

通常のドリルで穴を拡大すると、下の穴にドリルが食い込み、拡大後に穴の縁にバリが出やすい。これは、ニップル穴が安定して拡大されている状態を示している。

リア用の太いスポークはプロショップから提供されたもの。一般的なサイズとしては、モトクロッサーモデルと同等のサイズだ。スポーク名は「8番」スポーク。

インナースポークから張り始め、アウト側スポークへと進む……。

組み付け前に、前後ハブを実測し、スポークが引っ掛かる左右フランジセンターとリムセンターが一致するよう、基準面からの距離を計測して図面化した。

インナー掛けのスポークは、ハブの外側から1箇所飛ばしで regular に挿入していく。単純に穴を拡大しただけでは、反対側のフランジにスポーク先端が当たり、通らない。これが斜め加工の理由だ。

インナー掛けスポークを挿入し、仮組みを開始。通常の張り方で太いスポークを組むが、スポーク長は張る角度などを変更するカスタムオーダーとなる。

インナースポークを組み込む際は、ニップルが外れない程度、2~3山程度に締め込むのがコツらしい。ガタが少ないと、アウト側スポークのセットが困難になる。

ハブフランジのスポーク穴拡大時や組み付け作業時には、ハブを傷つけないようにマスキングテープを残しておくと良いそうだ。

特殊な加工を施した組み付けのため、インナースポークにガタがないとアウト側スポークのニップルセットが困難になる。スポークが太いほど、曲げながらニップルを穴に通す作業は困難を極める。

整形するように押し込み、ある程度作業を進める。

ニップルの縁がリム側の穴縁に引っかかると、ニップルが仮締めできない。ハブをツリーに押し込み、リムを一緒に挟み込む。

全てのニップルの縁がリム穴から顔を出したら、巧みに仮締めし、振れ取りとセンター出しを開始する。最終調整に至るまでの仮組み作業は、この魔法のようなカスタムでは本当に骨の折れる作業だ。

ノーマルとは違う「力強い印象」のリアスポークホイール

リアホイールの組み付けは多くのノウハウが必要で、太いスポークを組み込むには正しい準備が不可欠だ。ノーマルハブでは組み込めなかった太いスポーク仕様が完成した。

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POINT
  • 痛んでいた中古のスーパーカブを、ホンダCT110をベースにフルレストアし、艶が失われたクロームメッキパーツは全て半艶ブラックにパウダーコート。このカスタムは、もはや魔法の領域に達している。このようなカスタムが可能であることを知ってもらうための、ほんの一例としてお伝えしたい。
ハンターカブシリーズだけでなく、スーパーカブシリーズも、満載の荷物でキャンプツーリングに出かけるファンが多いことで知られている。積載量やライディングスタイルによっては、リアホイールのスポークが折れてしまうというトラブルも発生する!これは積載量や運転の仕方によっては発生する問題だ。満載でのツーリングに備えてサイドスタンドを強化するカスタムは知られているが、プロショップの店主は次のように語ってくれた。「CT125が登場してから、リアホイールのスポークを強化するユーザーが増えています。バイクの積載量には限界があると思いますが、スポークを強化すれば、安心してバイクに乗ることができます。特にキャンプでは、悪路を走行しなければならない場合もあります。」CT110のオーナーに話を聞いたところ、バイク仲間がコーヒーブレイクのために、林道を超えた渓谷まで行くことがあるという。そこで、「誘われたら一緒に行きましょう。スポークを強化しますよ!」と提案したところ、彼はそれに応じた。全工程はプロショップでカバーされた。スポークホイールの奥深さと、スポーク張りの世界の魔法のようなカスタムに驚かされた。ハイシーズンの週末には、多くのカブシリーズモデルが荷物を満載にして走っているのを目にする。CT110のオーナーもキャンプツーリングに行きたいと考えている。スポークをノーマルスペックに戻して組み付けるレストアプロセスとは異なり、カスタム要素の強いスポークの再取り付けは、「魔法のようなカスタム」の領域に入っている。当初は強化スポークを製作してDIYで組み付けようと考えていたが、「強化スポークに合わせてハブを加工しないとスポークが通らないケースが多い(……)」と言われたため、加工から組み付けまで全てプロショップに依頼することにした。このようにスポークホイールを強化する例もあるので、一つの強化方法として知っておくと良いだろう。image gallery (16)

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